SNS広告、効果が出ないのは『クリエイティブ』のせい?Metaが提唱する新しい成果の出し方
SNS広告、頑張ってるのに効果が出ない…と悩んでいませんか?
「SNS広告、毎月結構な費用をかけているのに、どうも成果が見えない…」
「ターゲティングも細かく設定してるし、配信時間も工夫している。なのに、問い合わせも売上も、なかなか増えていかないんだよな…」
もし、あなたが今、そんな風に感じている企業の社長さんやWeb担当者さんなら、今日お話しする内容はきっと大きなヒントになるはずです。
実は、SNS広告で成果が出ない原因は、広告の「ターゲティング」や「配信設定」といったテクニカルな部分だけではないかもしれません。もっと本質的で、今、世界のトップ企業が注目している新しい考え方があるんです。
それは、FacebookやInstagramを運営するMeta社が提唱する「クリエイティブは新たなターゲティング手法である」という考え方。そして、それを「制作費ゼロ・成果報酬」で実現する、驚きの仕組みです。
「クリエイティブ?」「ターゲティング手法?」…ちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんが、ご安心ください。専門用語は噛み砕いて、中小企業の皆さんが「なるほど!ウチでもできるかも!」と思えるよう、分かりやすく解説していきますね。
Metaが提唱する「クリエイティブは新たなターゲティング手法」ってどういうこと?
まず、この言葉の「クリエイティブ」とは、皆さんがSNSで目にする写真、動画、テキスト、漫画などの「広告コンテンツそのもの」を指します。
これまでのSNS広告では、私たちが広告を届けたい相手(ターゲット)を細かく設定するのが主流でした。「30代女性、東京都在住、子育て中、美容に興味あり」といった具合に、年齢、性別、地域、興味関心などで絞り込んでいましたよね。
しかしMetaは、この従来のターゲティングだけでは限界があると指摘しています。なぜなら、人々の興味関心は多様化し、常に変化しているからです。私たちが設定した「ペルソナ」が、必ずしも完璧とは限りません。
そこでMetaが提唱するのが、「クリエイティブそのものが、最適なターゲットを見つけ出す」という考え方です。
- 例えば、ラーメンの広告を出すとします。従来のターゲティングでは「ラーメン好きそうな人」を私たちが探していましたが、Metaの新しい考え方では、様々なラーメンのクリエイティブ(写真、動画、レビューなど)をたくさん用意して、AIに配信を任せるのです。
- するとMetaのAIは、「このラーメンの動画は、特定の地域の20代男性に強く響くようだ」「この写真とキャッチコピーの組み合わせは、健康志向の30代女性が反応しやすい」といったことを自動で学習し、最適なユーザーに最適なクリエイティブを届け始めるのです。
つまり、私たちが「この人に届けたい!」と決めるのではなく、「このクリエイティブに興味を持つ人は誰だろう?」とAIが自ら探し出し、どんどん見込み客を発見してくれる、というイメージです。これは、AIがユーザーの行動履歴や興味関心を深く理解できるようになった現代だからこそ可能な、画期的なアプローチなんです。
なぜ今、「クリエイティブ」が重要なのか?従来のターゲティングとの違い
この新しい考え方がなぜ重要なのか、もう少し深掘りしてみましょう。
従来のターゲティング(私たちが選ぶ)
- メリット:狙いを定めた層に確実に届けられる。広告予算を効率的に使える(と思われがち)。
- デメリット:
- 私たちの「思い込み」や「固定観念」で、見込み客を限定してしまう可能性がある。
- 設定が細かすぎると、広告が届く「リーチ(配信対象者)」が狭まり、機会損失につながる。
- ターゲット層の興味関心は常に変化するため、設定が古くなることも。
クリエイティブによるターゲティング(AIが見つける)
- メリット:
- 私たちが想定していなかった「隠れた見込み客」を発見できる可能性が高い。
- MetaのAIが常に最適なオーディエンスを探し、自動で最適化してくれるため、運用工数が削減される。
- 多様なクリエイティブを試すことで、新しい顧客層の開拓につながる。
- ユーザーは自分に合ったクリエイティブに出会えるため、広告体験が向上する。
- デメリット:
- AIに任せるためには、多様なクリエイティブを大量に用意する必要がある。
- 初期のテスト期間には、ある程度の配信量が必要になる。
つまり、これからは「どのクリエイティブが、どんな人に響くのか」というテストを繰り返すことが、SNS広告成功のカギになる、ということです。
「制作費ゼロ・成果報酬」で多様なクリエイティブを生み出す仕組みとは?
「クリエイティブが大事なのは分かったけど、そんなにたくさん作るなんて、時間もお金もかかるじゃないか!」
そう思われた方も多いでしょう。特に中小企業にとっては、クリエイティブ制作の費用は大きな負担です。
そこでMetaが提唱しているのが、外部のクリエイターや代理店と「制作費ゼロ・成果報酬」で連携するモデルです。
これは、簡単に言うと以下のような仕組みです。
- 企業は商品やサービスの情報をクリエイターに提供。(例:「こんな商品があります」「こんな課題を解決できます」)
- クリエイターは、その情報をもとに自由に、多様な形式でクリエイティブを制作。(例:商品の魅力を伝える動画、使用シーンをイメージさせる写真、共感を呼ぶ漫画、お客様の声を紹介する投稿など)
この段階では、企業は制作費を一切支払いません。 - 制作されたクリエイティブをSNS広告として配信。MetaのAIが最適なユーザーに届けます。
- 実際に広告が配信され、成果(商品の購入、問い合わせ、資料請求など)が出たら、その分だけ企業がクリエイターに報酬を支払う。
この仕組みの最大のメリットは、企業側は初期費用をかけずに、様々な視点やアイデアが詰まったクリエイティブを大量に試せることです。リスクなく、効果的なクリエイティブを発見できる可能性が高まります。
クリエイター側も、自分のアイデアやスキルが直接成果につながるため、モチベーションが高まり、より質の高いクリエイティブを生み出そうとします。まさにWin-Winの関係ですね。
まだ日本では本格的に普及しているとは言えませんが、このモデルはこれからのSNSマーケティングの主流になる可能性を秘めています。
中小企業でもできる!AIを活用したクリエイティブ多様化戦略
「でも、うちみたいな中小企業には、そんな外部クリエイターと連携するなんて難しいよ…」
そう思った方もいるかもしれませんね。ですが、ご安心ください。実は、AIの進化が、この「クリエイティブ多様化」のハードルをグッと下げてくれています。
ポイント1:AIツールを強力な味方につける
今は、画像生成AI、動画生成AI、文章生成AIなど、様々なAIツールが手軽に利用できます。これらを活用すれば、少ないリソースでも多様なクリエイティブを効率的に生み出すことが可能です。
- 画像生成AI(Stable Diffusion, Midjourney, DALL-Eなど):商品写真から、多様な背景やシチュエーションの画像を生成できます。例えば、カフェで使われている商品なら、様々なインテリアのカフェ風の画像を何パターンも作ったり、季節感のある背景にしたり。
- 動画生成AI(RunwayML, HeyGenなど):短いテキストから動画を生成したり、既存の画像を動かしたり、アバターに商品紹介をさせたりすることも可能です。一つの素材から、数秒のショート動画を何パターンも作ってテストできます。
- 文章生成AI(ChatGPTなど):商品の特徴を伝えるキャッチコピー、ターゲット層に響く説明文、SNS投稿のアイデアなどを大量に、かつ瞬時に生成できます。同じ商品でも、訴求ポイントを変えた文章を複数用意し、どのメッセージが響くかテストできます。
AIは、アイデア出しからラフ作成、バリエーション展開まで、クリエイティブ制作の強力なアシスタントになってくれます。人間がゼロから考えるよりも、はるかに短時間で多くの選択肢を生み出せるのです。
ポイント2:既存素材の再活用とバリエーション展開
すでに持っている写真や動画素材も、AIを使えば新たなクリエイティブに生まれ変わらせることができます。
- 一つの長尺動画を、AIで自動的に短尺のハイライト動画にカット。
- 静止画とテキストを組み合わせて、スライド形式の投稿を複数作成。
- 同じ動画でも、異なるBGMやナレーション、キャプションを試す。
このように、「素材は一つでも、見せ方や表現方法を変えることで、無限のクリエイティブが生まれる」という視点が重要です。
ポイント3:ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用
お客様が自社の商品やサービスについてSNSに投稿してくれた写真や動画、コメントは、最も信頼性の高い「制作費ゼロ」のクリエイティブです。これらを積極的に公式アカウントで紹介したり、広告クリエイティブとして活用したりしましょう。
UGCは、企業が作る広告よりも「リアルな声」として響きやすく、共感を呼びやすい特徴があります。
ポイント4:小さく始めてPDCAを回す
いきなり完璧なクリエイティブを大量に作ろうとせず、まずはAIで生成した複数のバリエーションを少量ずつテストしてみましょう。
- A/Bテストのように、異なる2つのクリエイティブを同時に配信し、どちらがよりクリックされたか、エンゲージメントが高かったかをデータで確認。
- 効果が良かったクリエイティブの要素(色、構図、メッセージなど)を分析し、次のクリエイティブ制作に活かす。
この「小さく始めて、データを見て改善する」というPDCAサイクルを回すことで、着実に効果の高いクリエイティブを見つけ出し、SNS広告の成果を高めることができます。
越山が考える「これからのSNS運用」とAIの役割
これからのSNS運用は、単に「毎日投稿する」というレベルから、「いかに多様で質の高いクリエイティブを効率的に生み出し、MetaのAIに最適なユーザーを見つけてもらうか」という戦略的な視点が不可欠になります。
そして、その戦略を実行する上で、AIはもはや欠かせないパートナーです。AIは、クリエイティブ制作の強力なアシスタントであり、膨大なデータを分析し、最適な配信へと導く「頭脳」でもあります。
私たち株式会社越山は、熊本を拠点にWeb制作やAI研修を提供している会社です。ただWebサイトを作るだけでなく、その先の「どうやってお客様を増やすか」「どうやって売上を上げるか」までを一緒に考え、伴走することを大切にしています。
「どんなAIツールを使えば、うちのビジネスに役立つの?」「どうやってクリエイティブを量産し、効果的なSNS広告を出せばいいの?」といった疑問や不安をお持ちでしたら、ぜひ私たちにご相談ください。
AIを活用した最新のSNS運用戦略で、貴社のビジネスをさらに加速させるお手伝いをさせていただきます。
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